講演・セミナー

 

■ほんとうに学びのあるセミナーにするために

 

 昨今はセミナーにグループワークを組み込むなど、受講者の参加意欲や学習効果を高めるための工夫が当たり前になってきました。素晴らしいことだと思います。しかしながら、セミナーにおけるグループワークが「グループワークのためのグループワーク」になっているケースは決して少なくありません。

 受講者にとって、セミナーがほんとうに学びのあるものとなるためには「講座の建てつけ」に十分注意を払うことが必要です。ニーズのありそうなテーマを選び、そのテーマに明るいであろう講師を呼ぶだけでは、セミナーはいまだ体を成していません。

 

■講座の建てつけをよくするポイント

 

 たいせつなことは、主催者と講師が十分に協議して、

 当セミナーの主要な論点は何か。

 主要論点から派生する論点は何か。

 これらの論点について、受講者に何をつかんでくれたらセミナーの目的が達せられるか。

 受講者がそこに到達するにはどのような工夫が必要か。

 受講者が受講後、どのような行動をとってくれることが理想か。

について共通理解を図り、それに基づいて内容を決めていくことです。

 論点とは、受講者に問いかけるべき事柄(セミナーを通じて考えてみてほしいこと)です。この論点を明らかにすることなしに、関連情報を羅列し、唐突にグループワークを組み込んだようなセミナーは、残念な内容にならざるを得ないと思います。

 

■一本筋の通った講座になる

 

 建てつけのよい、一本筋の通った講座にするため、私は上記のポイントについて整理した「セミナー基本方針」(企画書)を主催者様に遅滞なくご提示し、内容について十分にご相談することにしています。

 なお、私のセミナーのスタイル、最近の実績等につきましては、こちらをご覧ください。

 

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